睡眠向上委員会
寒さが少しずつ穏やかになってきている今日この頃ですが、夜などはまだまだ寒いですね。仙台療術センターの鎌瀧です。
睡眠、満足に取れてますか?
健康の三大要素、食事・運動 そして睡眠。たとえどんなに体に良いとされることをしていても、個人的には充分な睡眠がとれていないと全て台無しになるのではないかとさえ考えています。
さて、睡眠が満足に取れる等にするため、それこそ食事の時間だったり、寝具だったり、生活習慣だったり。やれること、必要なこと、やるべきではないこと、さまざまありますが、私が提唱したいことの一つが「背筋を正す事」。
背筋を正す事で自律神経の働きを正常化すること、呼吸が整うことなどもありますが、私が上げたい理由は「脳せき髄液」。
少し前の医学研究で、覚醒時間が続くに従い、脳脊髄液中のアデノシンという物質が増える。アデノシンは生き物の体内でエネルギーを作る際、「ATPサイクル」という機構のなかで発生する副産物、このアデノシンが一定以上たまったならこれを排除し、また体の中でエネルギーを作る準備をする、というのが生き物が睡眠をとることの一つの理由であろうと言われるようになったそうです。
そして、その脳脊髄液の流れが悪くなれば、アデノシンの排除もままならないのですが、その脳脊髄液が流れるのが頭蓋骨・背骨の中!つまり、背骨の歪みはそのまま睡眠の質を低下させる原因となりうるのです!
実際、寝る前に私も背筋を伸ばせるよう、チンニングマシンでぶら下がるということを試しています。睡眠の質を左右する要素はもちろんこれだけではないのですが、これをするようになって睡眠の質は上がったように思われます。
ぶら下がる環境がなくても、寝る前の背伸びだけでも睡眠の質は上げることができると思います。是非お試しください。