能と大腰筋と
こんにちは原田です
みなさん「能」はお好きですか?
めっちゃ好きという方に会ったことはありませんが
600年以上も前から続く日本の伝統芸能です
最近ランニングを再開して
トレーニング方法などを検索しているときに
昔読んだ本のことを思い出しました
それは
安田登さんという方の
「日本人の身体能力を高める『和の所作』」
という本です
安田さんは能楽師でありロルフィング(見た目は整体のような感じ)をされている方でもあります
能の動きの中に身体能力を高めるヒントが隠されている
といったような内容だったと思います
能楽師は70,80歳になっても現役で舞う方がいるそうなんですが
ものすごい健康に気を使っているわけではないそうです
能の中にある動き、所作で
深層筋が鍛えられいつまでも背筋がピンと張り
飛んだり跳ねたりできるのだそうです
その深層筋の中でも特に大事なのが
「大腰筋」で
腰から延びる腸腰筋と骨盤のへりにつく腸骨筋のことをさします
能でよくみるすり足なんかはものすごい大腰筋を使うみたいです
安田さんは50代の時にこの大腰筋が20代並みにあったそうで
先輩の70代の人はなんと30代並みと診断されたそうです
深層筋を鍛えるメリットは
「疲れなくなる」ことだと言っており
表層筋をブレーキ、深層筋をアクセルに例え
表層筋メインだと
ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものであって
深層筋が使えることによって
ブレーキをかけずに最小限の力で進むことができます
ランニングに応用できたらいつまでも走っていられそうです!
整体の考えからいうと
大腰筋は腰痛と関係があるので
大腰筋をゆるめるor引き締めることによって
痛みを改善させることができます
そう考えるとおそらく能楽師の方々は
腰の痛みや肩の痛みなどとは無縁なのでしょうね!
大腰筋のトレーニングなども載っていて
読みやすくとても面白い本ですので
興味のある方はぜひAmazonで検索してみてください!
私は
この本をずいぶん前に読んで
古本屋に売ってしまったので
また買い戻そうかと思っています