冬は代謝が下がる?上がる?

2019/11/08 ブログ

こんにちわ、整体術なら麻布十番東洋整体術の後藤です

 

先日某ラジオ局の番組内で健康に関するお話がありカリスマトレーナーなる方が出ていまして(何がカリスマか分からんのですが)その中でこんなことを言っていました

 

「冬は寒いのでやはり代謝が下がるから身体を動かして代謝UPさせましょう!!」

確かに寒いと動きたくなくなりますし冷蔵庫に入っているお肉は冷えて硬くなっていますよね

ナルホド~冷えた身体を暖めなくては!

 

しかし、ちょっと待ってくださいね

この<代謝>

何を指しているのでしょうか

基礎代謝やエネルギー代謝のことだと思うのですが

ちょっと大雑把に例えると代謝はエンジンのアイドリングのようなもの

代謝が下がるっていうことはアイドリングの回転数が落ちることで、身体を動かして代謝を上げましょうとはアクセルを踏んで(運動して)回転数を上げようといっていることと似ています

 

しかしながら自然が創ったものは上手くできているもので寒くなって体温が下がりそうになると体内でエネルギーを作り出して体温維持をしようと代謝が<上がります>。恒常性というものですね、それでエネルギーを作るためには燃料が必要なので食欲が増します

この秋から冬にかけてのヒトの代謝向上は科学的データに示されて明らかになっています。エンジンをふかさなくても勝手にアイドリングを上げる仕組みが備わってるんです

食欲の秋ってちゃんと意味があるんですね

 

では夏は?

 

夏は外気温が高く身体が熱を生産する必要が無いので代謝が落ちます、つまり今度は勝手にアイドリングが下がるんですね

夏に食欲が落ちるのも燃料がいらないからなのでいわば必然ですから無理に身体に食べ物を詰め込むのはかえってよくありません

 

だからといって冷たいものばかりではこれもいただけません

 

冬は身体を動かしたくないけれど真夏の暑いさなかにもだるくて身体を動かそうなどと余り思わない、と言うか動きたくないですよね

 

と言うわけで先のカリスマさんの言っていることはちょっと変

 

あるいは別の意味なのかなぁと思った次第です

 

冬は代謝が下がる

 

イメージ的にはそんな風に思われがちですが実際にはそんなことは無い

 

のです

 

でわまた!!!