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 もの忘れとの違い

◆もの忘れはなぜおこる?

脳の神経細胞の減少や機能の低下によっておこります。


年齢を重ねるうちに「もの忘れが増えてきたな」と思う方は多いのではないでしょうか。これは脳の神経細胞の減少という免れることのできない老化現象の影響で、誰にでもおこる「もの忘れ」です。
このような、通常の老化による減少より早く神経細胞が消失してしまう脳の病気、これが『認知症』です。

◆『認知症』と『もの忘れ』の違い

認知症は、はじめのうちは歳のせいによるもの忘れとの区別がつきにくい病気です。大きな違いの一つとして、認知症は体験のすべてを忘れてしまうのに対し、歳のせいによる『もの忘れ』は体験の一部を忘れているという点があげられます。
老化によるもの忘れ 認知症のもの忘れ
体験の一部分を忘れる 体験の全体を忘れる
記憶障害のみがみられる
(人の名前を思い出せない、度忘れが目立つ)
記憶障害に加えて判断の障害や実行機能障害(料理・家事などの段取りがわからなくなるなど)がある
もの忘れを自覚している もの忘れの自覚に乏しい
探し物も努力して見つけようとする 探し物も誰かが盗ったということがある
見当識障害はみられない 見当識障害(時間や日付、場所などがわからなくなる)がみられる
作話はみられない しばしば作話(場合わせや話のつじつまを合わせる)がみられる
日常生活に支障はない 日常生活に支障をきたす
きわめて徐々にしか進行しない 進行性である
東京都高齢者施策推進室「痴呆が疑われたときに―かかりつけ医のための痴呆の手引き」1999より引用・改変

間違われやすい状態

◆認知症と間違われやすい主な状態


 認知症といっても、原因となる病気はたくさんあります。また、その状態も多様です。認知症と異なる病気であっても、同じような状態を示すことがあります。このような病気・状態のなかで特に間違われやすいのが「せん妄」と「うつ状態」です。「せん妄」や「うつ状態」は適切な治療を行うことで改善するので、これらと認知症の区別は大変重要です。

  主な特徴 認知症との違い
加齢によるもの忘れ
  • 人の名前が思い出せないことがたまにある
  • 度忘れをする
  • ある体験の一部を忘れる(一昨日の味噌汁の具を忘れた、昨夜のTV番組の俳優のフルネームを度忘れした、など)
  • ある体験の一部を忘れる(認知症では、食事をしたことそのものを忘れるなど、ある体験の全部を忘れる)
  • もの忘れはあっても日常生活に支障はない
  • 時間や場所などがわからなくなることはない
  • きわめて徐々にしか進行しない
うつ状態
  • 抑うつ気分がある(気持ちが沈む、楽しくない、気力がわかない)
  • 意欲が低下する(何もしたくない)
  • 不安な気持ちや焦燥感が強い
  • 不眠や倦怠感がある
  • 抑うつ気分が継続する
  • 会話によるコミュニケーションは支障なくできる
  • 記憶は正常
  • 自殺願望を伴う場合があるので認知症との鑑別が重要(認知症とうつ状態が併発していることもあるので注意が必要です)
せん妄
  • 幻視がある(壁に虫が見える、体に昆虫が付いているのが見える)
  • 不安や焦燥感があり、落ち着きがない
  • 軽い意識障害があり、ぼんやりとしたり、返答に時間がかかったりする
  • 症状、状態が始まった時期を特定することができる(何月何日の夜から、など)
  • 夜間に増悪することが多い(夕刻から夜にかけて症状がひどくなる)
  • 記憶の障害はそれほどでもないが日常生活に支障がある

これらの状態との鑑別については、専門の先生を受診しましょう。



認知症の予防

◆認知症予防とは

 認知症予防とは、認知症の発症の危険因子を減らすことであるといってよいでしょう。認知症の8割前後は、アルツハイマー病と脳血管障害が原因疾患となっています。したがって、この二つの疾患を予防するということになります。

1 脳血管性認知症の危険因子

 『脳血管性認知症』は脳の血管の障害で起こります。脳の血管障害の原因疾患としては、脳梗塞、血栓症、脳塞栓症、脳出血、くも膜下出血などがあげられます。これらの疾患の危険因子として運動不足、肥満、食塩の摂取、飲酒、喫煙の生活習慣、高血圧症、高脂血症、糖尿病や心疾患などがあります。

[図:脳血管性認知症の危険因子]

2 アルツハイマー型認知症の危険因子

 『アルツハイマー型認知症』の危険因子は、遺伝的な因子と環境的な因子に分けることができますが、環境的因子の影響の方が発症に大きく関わっていると考えられています。健康な高齢者を追跡して認知症を発症した人と発症しなかった人の違いを検討した疫学的研究から環境的因子が次第に明らかとなってきました。現在、アルツハイマー型認知症の発症に関わる危険因子と、食習慣では、魚の摂取、野菜果物の摂取、ワインの摂取などが関係していることが分かっています。魚の摂取に関しては、1日に1回以上食べている人に比べて、ほとんど食べない人はアルツハイマー型認知症の危険がおよそ5倍であったという報告があります。こうした効果は、魚に含まれる脂肪酸であるEPAやDHAによるものと考えられています。
 野菜や果物の摂取量が多いとアルツハイマー型認知症の発症率は低いが、野菜や果物に含まれているビタミンEの摂取量で比べると、摂取量が多いと少ない者に比べて、アルツハイマー型認知症の発症危険度は3割であったといいます。野菜や果物に含まれるビタミンE、ビタミンC、ベーターカロテンがそうした効果を生んでいるとされています。
ワインの摂取では、飲まない人に比べて週1回以上飲む人は発症の危険度は約半分になっており、赤ワインに含まれるポリフェノールが関係しているであろうと考えられています。また、運動習慣では、有酸素運動の強度と頻度が関係しています。4700人の運動習慣を調べ4年にわたって追跡した研究では、普通の歩行速度をこえる運動強度で週3回以上運動している者は全く運動しない者と比べて、危険度が半分になっていました。有酸素運動は、脳の血流を増し、高血圧やコレステロールのレベルを下げる効果があり、そのことが認知症の発症率に関係しているのであろうと考えられます。
文章を読む、知的なゲームをするなどの知的な生活習慣が係わっていることも報告されています。
 アルツハイマー型認知症の発症には、対人的な接触頻度も大きく関わっていることも明らかになっています。夫婦同居で、子供と週1回以上会う、友人または親族と週1回以上会う人に比べて、独り暮らしで子供と週1回未満しか会わない、友人または親族と週1回未満しか会わない、いわば閉じこもりの人は、発症の危険度が8倍も高いことが示されています。

これらの食習慣、生活習慣でアルツハイマー型認知症の予防ができるのかという確証については、今後の研究結果を待つことになります。

厚生労働省「認知症予防・支援マニュアル」より

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